第4回 コルク佐渡島、note加藤のコンテンツ会議

マンガ家と読者の新しい繋がりを作ろうとしている会社コルクの代表 佐渡島さんと、個人が作品を発表・課金出来る仕組みを作るnoteの代表 加藤さんが週一でオススメ作品を紹介して、pv数勝負する企画の第4回

 

僕が楽しみにしているUMAたち!!|佐渡島庸平|note

オタクは人の心がわからない|加藤貞顕|note

 

今回の佐渡島さんの投稿は、宣伝臭くて嫌になっちゃうので、加藤さんの勝ち!

宣伝臭さが苦手なのは自分の弱点なんじゃないかとも思いつつある。だって、自分が佐渡島さんの立場に立ったら、こう書くしかないじゃないか!。

 

 【佐渡島さん評】

「あなたにはもっと良いものが書ける!」っていう3人への期待をかけるメッセージであると同時に、読者に対する3人の宣伝でもある。そんな宣伝臭さが鼻についちゃって評価したくないんだけど。。書いている内容が面白くないかというとそんなことはないのが悔しいところ。3人の中で個人的に一番気になったのは森もり子さん。

「メタな視点に立つ」(自分の発言をかっこに入れるとか、そういう話法)のは、感じ悪く(≒上から目線に)受け取られてしまいがち。メタな視点に立ちつつ、読者に共感させるっていうのが、森もり子さんの技術なんだぁ。っていうことに佐渡島さんが引用したツイートで思わされた。タイムラインで見たら「いいね!」したくなるようなツイートばっかり!

「明日、ってか今日仕事行きたくないな〜、体調不良って言って休もうかな〜、いやダメか〜」これはよくあるツイートだから、よくあるツイートとして出す。(これも「いやダメか~」まで入れてるのは意外とすごいかもしれないと書いていて思った)

でも「同性だから分かり合えるなんてのは傲慢だし、異性だから分かり合えないなんてのは怠慢だと思う」これは自分の言葉としてベタに(地の文で)発言する。

発言の内容に応じて、メタに発言すべきかベタに発言すべきか、どっちがより効果的かっていうことの判断が正確なんだと思う。

 

【加藤さん評】

選んだ本もそうだし、KPIとかWelqとか、ビジネスっぽい話し方を茶化しつつ、全編通じて冗談を書いている。書いてる本人が楽しみながら書いたんだなぁっていうことが伝わってきて、読んでても楽しかった。

しかも、その中で繰り出されるキラーフレーズ。「コンテンツをつくるというのは、人間の感情を、言語などで形にして、作品に仕上げるということ」。はい来た。加藤さんが扱っているのは、「人間の感情」です。ドン!

自分がこうやって文章を書いたりしているときに、人間の感情を扱っている。作品にしようとしている。という意識が欠けている。ことを思わされた。

プログラミングを学ぶことが、人間の感情を考えることと地続きになっている。そんなことを意識しながら数学を学ぶピースオブケイクの人たち。応援したくなりました。